京都のええもんプレゼント①

白狐通信

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ちょっとした京都のええもんをプレゼント

上羽絵惣の本店か通販サイトでご購入いただいた方に、ちょっとした京都のええもんをプレゼントしております。
みなさんのお手元には何が届いたでしょうか?

プレゼントのひとつにこんな折り鶴があります。

実はこれ、ただ木目を印刷した紙ではありません。
表面に見えているのは本当の木の年輪。天然木である京都・北山杉の丸太を厚み0.1mmの極薄シートにした折り紙なんです。

感謝の折り鶴

この折り紙京乃木肌をスタッフ全員でみなさまへの感謝を込めて折り鶴にしています。
紙と違い縦目と横目の繊維がはっきりしているので、上羽絵惣用に裁断してもらっているサイズで鶴のような細かいものを折るのは、結構コツがいるんです。

紙では味わえない

やわらかいものやハリのあるもの、木目の模様も様々で、一枚一枚個性があるのは紙では味わえない感覚。
手にした方は、ぜひ匂いを嗅いでみてください。木のいい香りがしますよ。木の香りって癒されません?
羽を広げてちょこんと飾って、好きな精油を滴らして、アロマウッド代わりにしてもいいですね。

北山杉の現状

環境破壊、森林伐採が問題となって久しいのに、なぜワザワザ木で折り紙を作っているのか…そこには私たちも人ごとではない問題があるんです。
京乃木肌の発売元 Kyoto Natural Factoryに北山杉の現状をお伺いしました。

北山杉の丸太は日本の伝統的な茶室など日本家屋に使用する床柱の建築材料として古都京都で600年前に生まれたといわれているそうです。
600年前といえば室町時代。古い歴史のある建材なんです。
同じぐらいの直径で真っ直ぐと伸びた節のない丸太、独特のしわや輝きを放つ美しい木肌に育て仕上げる事が京都の伝統工芸に指定されているのですが、今は床柱のある日本家屋を建てることが少なくなり、この技術を後世に残す事が難しい状況になっているのだそう。
京都の伝統工芸は少なからず同じような問題を抱えています。
日本画絵具も伝統工芸ではないですが、利用者の減少、高齢化・後継ぎ不足で継承が難しくなっていて、人ごとではありません。

北山杉の活用

Kyoto Natural Factoryでは北山杉のスピーカーやディフューザーなどを開発し、新しい使い道を模索。その中でこの京乃木肌も生まれました。
京乃木肌には、大きくなりすぎた北山杉や使用用途の少ない種類が使用されています。

折り紙と同じ技術を使用して厚み0.23mmのシートにした壁紙もあり、実際に京都造形芸術大学のカフェや、京都市営地下鉄北山駅のエレベーターの内装として使われています。
その他、新たな発想でこのシートを建築やオブジェなど様々な用途に使用していただきたいとのこと。
山の活性化につながり、 林業に携わる人、製材所、地域の方々に喜んでいただきたいという思いからこういった取り組みを行われています。

みなさまにも北山杉を知ってもらえたらと思い、京都のええもんのひとつとしてプレゼントしております。
手に取った時、日々の暮らしの中でふと目にとめた時、京都に想いを馳せてくださったら嬉しいです。

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更新日: 2019年8月23日