白狐通信

元気になりたい時に効果的な赤系の色

元気になりたい色色はあなたの生活を豊かにしてくれたり、自分では気づかなかったあなたの魅力に気づかせてくれたり、さまざまな力を持っています。
今あなたが何気なく選んでいる色に、あなたの心が投影されていることもあり、色の意味を知ることは、自分をよりよく知る手掛かりになります。
自己を知り自己表現ができることは、人が幸せになるひとつの方法と考えます。生きる知恵として色をうまく活用してください。

  • 艶紅艶紅(つやべに) 上品で艶やかな赤
  • 鮮紅朱鮮紅朱(せんこうしゅ) 日本の赤を代表する鮮やかな赤色。
  • 緋銅色緋銅色(ひどういろ) 情熱的な緋色のきらめき

活力や生命力の象徴

元気になりたい2今回は心身的に一番効果がある赤についてお話しします。
赤は脈拍、呼吸数を上げる興奮作用があり、また自律神経の交感神経を活発に働かせます。アドレナリンやノルアドレナリンといった覚醒ホルモンを分泌させて、全身を奮い立たせ、モチベーションを高め、やる気を促し、また集中力を高める効果があります。
例えば、スペインの闘牛士が華麗に赤いマントを操り、牛に戦いを挑んでいる光景を皆さんご存じではないでしょうか。実は色を知覚できない牛はマントの動きに興奮しているのであって、あの赤色に興奮してるわけではありません。マントの赤は、観客を鼓舞するための効果色として使われているのです。
また、食品の赤色には強い抗酸化力をもつことが明らかになっていて、赤い食べ物を食べると元気が出て、若返るとよくいわれます。
京都を代表する伏見稲荷の赤い鳥居に塗られている「丹(硫化水銀)」は、昔から防腐剤として使われてきたといわれます。このように顔料の世界でも、赤には不老不死の仙薬の意味もあります。もちろん、丹を飲むわけではありませんよ。

癒しと力の色

元気になりたい3一方では、暖炉や焚火などを見ていると、とても心が癒され、疲れが取れる気がしますよね。アロマキャンドルなども、火を象徴する赤の効果を得られているようです。
このように科学的、心理的にも元気をくれる赤。仕事やスポーツで頑張る時や、恋愛感情で高揚している時など、赤はここ一番の時に力を与えてくれる色です。

更新日: 2016年10月24日 @上羽絵惣スタッフ