白狐通信

9月16日(金)に大阪府立成人病センターの「がん患者さんを対象としたセルフケア・フェア」に参加してきました。

こちらの病院では「膵がん教室」が毎月、「スキンケア教室」は2ヵ月に1回開催されております。今回のセルフケア・フェアは、ウィッグや化粧品、下着などのメーカーが11社集まり、患者の方々にがん治療を受けながら日常生活に活用できるケア製品をご紹介するというイベントでした。
抗がん剤治療を受けられている方は、爪が黒ずんでしまっている方が多く、胡粉ネイルを塗って差し上げると、とても嬉しそうな顔をしてくださいました。
クリアなタイプのものより、自爪を隠すタイプの色が良いようです。
また、これから治療を受ける方は、お医者様から「ネイルは今は止めておいてください」と言われていらっしゃるそうで、「今までたくさんマニキュアをしてきたから治療が終わったらまたやりたい」との言葉もお聞きできました。
みなさん、いろいろと自分の今後のことを考えながら、今の状態と闘ってらっしゃる姿勢を実際に感じさせていただきました。
お仕事上ネイルをできない看護師のみなさんにも興味を持っていただけて、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。

本当の苦しみ、辛さを自分のこととして理解することは難しいと思いますが、今後も少しでも病気と闘うみなさんの気持ちを後押しする手助けができればと思います。

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更新日: 2016年09月28日 @上羽絵惣スタッフ