白狐通信

女子力UPに。ツヤツヤで真っ赤なリップグロス

辰砂宝石リップは、日本の植物由来の美容成分をたっぷり配合し、潤いのあるくちびるへ導きます。
薄く塗ればツヤを与えるリップグロスとして、しっかり塗ればとんな肌にも合い、くちびるが美しく見えるようこだわった色でキレイに色づき、メイクが完成。
これ一本でリップケアとメイクアップが両立しますよ。
辰砂は真っ赤で艶やかな色です。透明感があるので浮きにくく、金のラメで華やかに仕上がります、挑戦したいけど赤リップは尻込みしちゃうという方は、ぜひ試してみて。可愛く艶っぽいくちびるで女子力UP!

朱から生まれた古代の赤

赤色の天然顔料としては最古のもののひとつで、他に朱砂(しゅさ)、朱沙(しゅさ)、丹砂(たんしゃ)、丹朱(たんしゅ)、真朱(まそほ)とも言われます。
万葉集では「まそほ」と呼ばれることが多く、「真金(まかね)吹く丹生(にふ)の真朱(まそほ)の色に出て言わなくのみそ吾(あ)が恋ふらくは」~恋する私の気持ちは、鉄を精錬する赤土のように表立って色に出すのではなく、内に秘めていわないだけなのです~などと詠まれています。
主成分は硫化水銀で、古くは天然に産出する純度の高い辰砂鉱を砕いて作っていました。中国湖南省の辰州で採取される辰砂鉱が良質であったことからこの名が付けられたそうです。現在では天然のものは手に入らず、主に人工的に結晶化した硫化水銀を粉砕して顔料にしています。
弊社では現在、新彩岩絵具のみで扱っており、これらは古来の色を再現したもので、硫化水銀が原料ではありません。
成分は朱と言われる顔料と同じですが、辰砂は岩石を粉砕して作るため粒子があります。粒子が細かいと黄みを帯び、荒いと深紅色になるので色味のグラデーションが出来ます。
朱や辰砂を使用する時は、お皿に焼き付けてから溶きおろすことが多いです。顔料とにかわをお皿に張り付けるように混ぜ合わせ、電熱器などの上に乗せて水分を蒸発させます。これは、画面への定着が良くなるためです。
現在、朱と辰砂は別の色として区別されます。西洋においては辰砂はcinnaber(シナバー)、朱はvermilion(バーミリオン)と呼ばれます。

宝石リップの辰砂(しんしゃ)はこちら

情熱的で魅惑の色

辰砂3青い色を見ると心が落ち着いたり、赤い色を見ると気分が高揚した、という経験はありませんか。色には、人の心に影響を与える力があります。そのような力を利用して、心身を健やかに保とうとすることをカラーセラピーといいます。
辰砂は貴重で希少な色ですので、赤の情熱と人を魅惑する力を持ちます。少し熱い想いを告白するような気分になりたい時に、ぜひ用いてみてください。

更新日: 2016年10月26日 @上羽絵惣スタッフ